“憧れ”から始まった脊椎外科医への道。その思いを次の世代へ。
慶應義塾大学整形外科では、
多くの指導医が教育に携わりながら日々の診療や研究を行っています。
このカテゴリでは、各分野で活躍する指導医に、
専門分野を選んだ理由や慶大整形の魅力、若手医師への思いなどについて伺います。
今回は、脊椎・脊髄班の尾崎正大先生にお話を伺いました。
なぜ整形外科、そして脊椎・脊髄分野を選ばれたのですか?
もともとはスポーツ整形外科に興味があり、整形外科を志しました。
脊椎外科に興味を持ったのは、大学での研修中に脊椎班の先生方の手術を見学したことがきっかけです。
特に印象に残っているのは、側弯症の手術です。椎弓根スクリューを驚くほど正確に、しかも非常に速いスピードで挿入していく姿に圧倒されました。
脊髄腫瘍の手術でも、極めて繊細な脊髄を慎重に扱う高度な技術に感銘を受けました。
麻痺の強い患者さんに寄り添いながら治療にあたる先生方の姿も、強く印象に残っています。
そうした姿を見て、「自分もいつかこのようになりたい」と感じるようになりました。
また、症例発表の指導も非常に熱心で、単に症例を提示するだけでなく、「なぜこうなったのか」「何が重要なのか」を深く考察する姿勢を学びました。
手術技術だけでなく、学術的な面でも多くの刺激を受けたことが、脊椎外科を志す大きなきっかけになりました。
慶大整形の魅力をどこに感じますか?
大学だけでなく、関連病院にも高い専門性を持つ先生方が多く在籍していることです。
さまざまな施設で経験を積みながら、優れた技術を持つ先生方から直接指導を受けられる環境は、大きな魅力だと思います。
また、臨床だけでなく研究面でも連携できることや、多くの仲間とつながりながら成長できることも、慶大整形の強みです。

一緒に肩を組んでいるのは、これまで研修・勤務してきた病院で脊椎手術をご指導いただいた、いわば私の「師匠」の先生方です。慶大整形では、関連病院で勤務されている先生方も一堂に会する機会があります。久しぶりにお会いして当時の思い出話をしたり、今困っていることを相談したりできるのも、医局のつながりの良いところだと感じています。
ある1日のスケジュールを教えてください。
7:30 モーニングカンファレンス
8:30 病棟回診
9:00 手術
13:00 ランチ(メーヤウ)
14:00 手術説明(外来)
15:00 カンファレンス
16:00 病棟回診
17:00 研究指導
19:00 退勤
指導医として大切にしていることはありますか?
後輩の先生方のニーズを意識し、指導が一方的にならないよう心がけています。
先生ご自身はどのような研修医でしたか?
「自分にできないことを、なるべくなくしたい」という思いが強かったと思います。
診察や処置、手技など、自分が経験できる機会があれば、できるだけ担当させてもらうようにしていました。
救急外来での診療や初期対応も大切だと考えていたので、当時は現在と働き方の規定が異なっていたこともあり、自主的に当直にも多く入り、さまざまな症例に接する機会を増やしていました。
もう一つ意識していたのは、わからないことや、自分では解決できないことに出会ったとき、解決する方法を自分で調べる習慣を身につけることです。
すぐに答えが見つからなくても、文献を調べたり、周囲の先生に聞いたりしながら、一つずつ解決していく。
そうした経験の積み重ねは、その後の臨床や研究にもつながっていると思います。
休日はどのように過ごされていますか?
家族と過ごす時間を大切にしています。
子どもと一緒に遊んだり、スポーツ活動に同行したりして過ごしています。
整形外科を目指す方へのメッセージ
時間と仲間を大切にしながら、さまざまな経験を積んでほしいと思います。
皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。
専攻医としてどの分野を選び、どの環境で研鑽を積むのか。
その選択は、医師としてのこれからの歩みを大きく方向づける重要な決断です。
ここでは、慶大整形の専門研修プログラムを選んだ専攻医に、
整形外科を志した理由、慶大整形を選んだ背景、
そしてこれまでの研修で経験してきたこと等について聞きました。
なぜ整形外科を選んだのですか?
手術治療を専門としたかったからです。
また将来的にさまざまな選択肢を取れる科だと感じたことも理由の1つです。
なぜ慶應を選んだのですか?
臨床、研究においてトップクラスの整形外科と感じたからです。
これまでの研修で印象に残っていることは?
出向先の市中病院で、忙しいながらも様々な手術をさせていただいたこと。
慶大整形を選んでよかったこと
どの分野にもエキスパートがいらっしゃるので、色々な選択肢を考えることができること。
研修前不安だったことはありますか?
整形外科的な処置は独特な部分が多く自信がありませんでしたが、
上級医やレジデントの先輩方が丁寧に指導してくれるため、
自信を持てる部分が徐々に増えてきました。
整形外科医を目指すみなさまへメッセージ
整形外科は、超高齢化社会でますます必要とされる分野です。
微細な手術からダイナミックな手術まで幅広いことも魅力の1つだと思います。
慶大整形は、臨床も研究もともにトップクラスで魅力的な医局です!
ぜひご検討ください。
慶應義塾大学整形外科では、
多くの指導医が教育に携わりながら日々の診療や研究を行っています。
このカテゴリでは、各分野で活躍する指導医に、
専門分野を選んだ理由や慶大整形の魅力、若手医師への思いなどについて伺います。
今回は、脊椎・脊髄班の名越慈人先生にお話を伺いました。
なぜ整形外科、そして脊椎・脊髄分野を選ばれたのですか?
自分の施す医療が患者さんの人生に直結する点にやりがいを感じ、整形外科を選びました。
脊椎・脊髄を専門選んだのは、脊髄再生の研究に強い興味があったからです。
実際に研究を通して得られた知見が臨床現場にも届きはじめており、
ますます研究と臨床に興味が湧いています。
慶大整形の魅力をどこに感じますか?
多くの関連病院で、たくさんの手術が経験できるところです。
また、慶應義塾大学のアカデミアとしての活動が群を抜いており、
大学院のシステムや臨床研究など、
自分の疑問を解決し興味を満たす環境が整っているところも魅力です。
それに伴い、人的なリソースも豊富で、
どこの職場にいても素晴らしい先輩や同僚、後輩に巡り会え、毎日刺激を受けられます。
ある1日のスケジュールを教えてください。
8:00 病棟回診
9:00 外来または手術
12:00 ランチ(手作り弁当)
13:00 手術または外来
16:00 研究指導
18:00 退勤、家事
指導医として大切にしていることはありますか?
指導する後輩医師と目線を合わせ、相手の興味を引き出すことです。
特に私たちは患者さんを相手にしており、
“患者さんから勉強させていただいている”感謝の気持ちを忘れないように伝えています。
どのような研修医でしたか?
私の時代は、研修医のシステムが義務化されておらず、私自身は研修医として働いたことがありません。
一方で、最近の研修医はいろいろなことに興味を持って臨床に向かっており、
いつも感心させられています。
また私たちの脊髄チームに所属する研修医の先生には、
お客さんではなく責任ある医師の一人として仕事も分担しています。
責任が増すことで想像を超えるような働きをする研修医を何人も目の当たりにしてきました。
印象に残っている後輩の成長エピソードはありますか?
全般的なことかもしれませんが、手術にしても研究にしても、
最初は皆初心者ですが、適切な指導を繰り返すことで見違えるような成長を見せます。
そもそも人間は、学びたいという気持ちを持っており、
その小さなタネを蒔いて、的確な指導を施すことで、
大輪の花が咲き乱れるような幸福を日々感じています。
若手の医師に期待すること
患者さんへの感謝の気持ちを忘れずに、目の前のことに全力で取り組み、
それを繰り返すことで、しっかりと社会に貢献してほしいと思っています。
また既存の治療を早く体得し、新しい治療の開発を目指して臨床・研究に取り組んでください。
リフレッシュ方法は?
水泳、ピアノ、仲間や家族と美味しいものを食べること。
整形外科を目指す方へのメッセージ
整形外科医になって後悔している人を、僕は見たことがありません。
やりがいも、成長機会も、人との出会いも揃っている分野です。
ぜひ、多くの方と一緒に働ける日を楽しみにしています!
専攻医としてどの分野を選び、どの環境で研鑽を積むのか。
その選択は、医師としてのこれからの歩みを大きく方向づける重要な決断です。
ここでは、慶大整形の専門研修プログラムを選んだ専攻医に、
整形外科を志した理由、慶大整形を選んだ背景、
そしてこれまでの研修で経験してきたこと等について聞きました。
なぜ整形外科を選んだのですか?
退院後の外来で、
症状が改善され日常生活に復帰している患者様の様子を見ることに、
他の診療科と比較してやりがいを感じられたからです。
なぜ慶應を選んだのですか?
整形外科医としての基盤をレベルの高い環境で過ごし身につけるためです。
これまでの研修で印象に残っていることは?
何も分からない4月の最初のローテーションを、
チーフ(卒後6年以上)と同期とで乗り越えたこと。
慶大整形を選んでよかったこと
チーフのフォローアップが手厚く、
次に同じような症例に出会ったときにも活かすことができると感じています。
研修前不安だったことはありますか?
研修病院を離れて一人で仕事をするのが怖さもありましたが、
チーフに見守られながら経験を積み、自信がついた今では一人で完結できることも増えてきました。
整形外科医を目指すみなさまへメッセージ
大学病院での研修は、市中病院と異なり専攻医は皆同学年です。
日々助け合いながら、和気藹々と仕事をしています。
また、直属の上司は専門医を取得した6年目以降の学年が近い先生方で、
気軽に質問できますしフォローアップも丁寧です。
なにより、様々な分野のスペシャリストにお会いできるという点は、他のどこにもない特徴だと思います!
2027年度以降に専攻医となる初期研修医および医学生を対象とした
「専門研修プログラム説明会」を開催致しました。
今年度は、第1回・第2回(オンライン)・第3回の全3回開催いたしました。
■第1回 説明会(対面開催)
2026年3月14日(土)14:30〜
開催場所:慶應義塾大学信濃町キャンパス 3号棟南館ラウンジ
| 内容 | 演者 |
| ご挨拶 | 中村雅也(教授) |
| プログラム説明 | 松村昇 (医局長) |
| 専攻医教育 | 尾崎正大 (専攻医担当) |
| 質疑応答(グループ別) | 尾崎正大/金田和也 |
■第2回 説明会(オンライン開催)
2026年5月9日(土)17:00
開催場所:Web開催
| 内容 | 演者 |
| ご挨拶 | 中村雅也(教授) |
| プログラム説明 | 松村昇 (医局長) |
| 専攻医教育 | 尾崎正大 (専攻医担当) |
| 女性医師から | 勝山詠理 |
| 先輩専攻医から | 麓政人 |
■第3回 説明会(対面開催)
2026年7月4日(土)17:30
開催場所:九段会館テラス コンファレンス&バンケット 3F 「茜」
| 内容 | 演者 |
| ご挨拶 | 中村雅也(教授) |
| 臨床班説明 | |
| 上肢 | 岩本卓士 |
| 下肢 | 小林秀 |
| 骨軟部腫瘍 | 中山ロバート |
| 脊椎・脊髄 | 渡辺航太 |
| 質疑応答 | 尾崎正大(専攻医担当) |
| プログラム説明 | 松村昇(医局長) |
第3回説明会の様子
第3回説明会では、中村教授より教室の理念や方針、
整形外科医として目指す姿などについてお話ししたほか、
各臨床班から診療内容や専門分野、研修体制についてご紹介しました。
当教室での研修をより具体的にイメージしていただく一助となればとの思いで、
それぞれの分野の特色や実際の研修内容をお伝えしました。




説明会終了後は、立食形式の懇親会を開催しました。
現役専攻医や年齢の近い医師も多数参加し、
参加者の先生方と直接交流する貴重な時間となりました。









※医療安全、就業規則を順守しています
会場では、実際の研修内容や日々の過ごし方、当直や手術、
教室の雰囲気などについて、熱心に質問する姿が多く見られました。
終始笑顔のあふれる和やかな雰囲気の中で交流が進み、
説明会だけでは伝えきれない教室の魅力を感じていただけたのではないかと思います。
病院見学は引き続き受付
説明会や病院見学を通して、
多くの先生方に当教室へ関心をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。
すでに多くの先生方から
当教室の専門研修プログラム選択の意思表示をいただいており、
大変嬉しく思っております。
2027年度の専門研修プログラム選択の意思表示は
2026年7月末までにお願いしております。
また、病院見学は引き続き受け付けています。
もう少し詳しく話を聞いてみたい方や実際の教室の雰囲気を見てみたい方も、
ぜひお気軽にお越しください。
近年は初期研修1年目から見学に来られる先生も増えています。
皆さまと共に学び、成長できる日を、教室員一同心より楽しみにしています。