慶應義塾大学病院 整形外科専門研修プログラム慶應義塾大学病院 整形外科専門研修プログラム

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Keio Ortho Times 慶大整形タイムズ

“憧れ”から始まった脊椎外科医への道。その思いを次の世代へ。

2026.10.16 指導医の声

慶應義塾大学整形外科では、
多くの指導医が教育に携わりながら日々の診療や研究を行っています。
このカテゴリでは、各分野で活躍する指導医に、

専門分野を選んだ理由や慶大整形の魅力、若手医師への思いなどについて伺います。
今回は、脊椎・脊髄班の尾崎正大先生にお話を伺いました。

なぜ整形外科、そして脊椎・脊髄分野を選ばれたのですか?

もともとはスポーツ整形外科に興味があり、整形外科を志しました。

脊椎外科に興味を持ったのは、大学での研修中に脊椎班の先生方の手術を見学したことがきっかけです。

特に印象に残っているのは、側弯症の手術です。椎弓根スクリューを驚くほど正確に、しかも非常に速いスピードで挿入していく姿に圧倒されました。
脊髄腫瘍の手術でも、極めて繊細な脊髄を慎重に扱う高度な技術に感銘を受けました。
麻痺の強い患者さんに寄り添いながら治療にあたる先生方の姿も、強く印象に残っています。

そうした姿を見て、「自分もいつかこのようになりたい」と感じるようになりました。

また、症例発表の指導も非常に熱心で、単に症例を提示するだけでなく、「なぜこうなったのか」「何が重要なのか」を深く考察する姿勢を学びました。

手術技術だけでなく、学術的な面でも多くの刺激を受けたことが、脊椎外科を志す大きなきっかけになりました。

慶大整形の魅力をどこに感じますか?

大学だけでなく、関連病院にも高い専門性を持つ先生方が多く在籍していることです。

さまざまな施設で経験を積みながら、優れた技術を持つ先生方から直接指導を受けられる環境は、大きな魅力だと思います。

また、臨床だけでなく研究面でも連携できることや、多くの仲間とつながりながら成長できることも、慶大整形の強みです。

一緒に肩を組んでいるのは、これまで研修・勤務してきた病院で脊椎手術をご指導いただいた、いわば私の「師匠」の先生方です。慶大整形では、関連病院で勤務されている先生方も一堂に会する機会があります。久しぶりにお会いして当時の思い出話をしたり、今困っていることを相談したりできるのも、医局のつながりの良いところだと感じています。

ある1日のスケジュールを教えてください。

7:30 モーニングカンファレンス
8:30 病棟回診
9:00 手術
13:00 ランチ(メーヤウ)
14:00 手術説明(外来)
15:00 カンファレンス
16:00 病棟回診
17:00 研究指導
19:00 退勤

指導医として大切にしていることはありますか?

後輩の先生方のニーズを意識し、指導が一方的にならないよう心がけています。

先生ご自身はどのような研修医でしたか?

「自分にできないことを、なるべくなくしたい」という思いが強かったと思います。

診察や処置、手技など、自分が経験できる機会があれば、できるだけ担当させてもらうようにしていました。
救急外来での診療や初期対応も大切だと考えていたので、当時は現在と働き方の規定が異なっていたこともあり、自主的に当直にも多く入り、さまざまな症例に接する機会を増やしていました。

もう一つ意識していたのは、わからないことや、自分では解決できないことに出会ったとき、解決する方法を自分で調べる習慣を身につけることです。

すぐに答えが見つからなくても、文献を調べたり、周囲の先生に聞いたりしながら、一つずつ解決していく。
そうした経験の積み重ねは、その後の臨床や研究にもつながっていると思います。

休日はどのように過ごされていますか?

家族と過ごす時間を大切にしています。
子どもと一緒に遊んだり、スポーツ活動に同行したりして過ごしています。

整形外科を目指す方へのメッセージ

時間と仲間を大切にしながら、さまざまな経験を積んでほしいと思います。
皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

尾崎正大

脊椎・脊髄班